日本とアメリカのVoIP関連市場の違い、VoIPの世界で日本がどのくらい欧米から遅れをとっているのか、今後このVoIPの世界はどこに向かうのか。
しかし、大企業にとってはこれが唯一のソリューションにもなっています。既存のテレフォニーシステムすべて見直し、新たに構築するのは非常に高価であり、手間がかかり過ぎるからです。しかし、多くの場合、ハイブリットモデルは全く別個の二つのシステムを統合させているため、長い目で見ると企業にとってはよりコストがかかるシステムとなります。それでも、一部の企業は、幾年もの間VoIPへの移行のための費用を投じることにより、この移行が有益であると理解するようになりました。
それに加えて、PBXを持っていない中小企業向けのテレフォニーソリューション市場で競争力を持ってきているのが、今欧米で大きく成長しているIPセントレックスと呼ばれる「ホスト型PBX」です。それらの企業は、外部のプロバイダーから電話機を購入し、通話機能とPBX機能のサービスを手ごろな価格の月額料金で購入することができます。これらのシステムでは、通話機能に関しても完全にインターネット接続に依存しています。そのため、インターネットの接続状況によっては通話機能も使用できなくなり、利用者はASP型のホスト型のPBXソリューションシステムの信頼性に疑問を感じています。
最も新しいシステム、旧来のPBX、ハイブリッド型PBXとASP型の良いところを兼ね備えつつ、コストを抑えた「ハイブリッドホスト型」PBXシステムが欧米などでは多く使われ始めています。例えばFonalityサーバー製品は完全にIP化されたシステムで、どんなIPネットワークの上でもルーティング可能なIPパケットを通して、サーバーと電話機間のすべての音声データ、シグナリング(呼制御信号)のやり取りを行います。このアーキテクチャには下記の利点があります。:
・データ・ネットワークとインフラの共有ができます。
・システムの拡張が容易です。オフィス間、支社間、また外国など遠隔地にいる社員との通信機能を容易に構築できます。。
・電話は、ITインフラの一部となり、社員が場所や時間に拘束されることなく活用できる通信手段となります。
・社内のデータベースなど他のIPサービスとの統合が容易に行えます。
今日はこの辺で終わらせていただきます。
続きは次回の投稿にて。
柴山
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