読者の方の質問にお応えします。 こんにちは。 僕も大学生のアルバイトを雇っていましたが、そもそも「時給制」という仕組みの中で、「大学生」という身分(=生活がかかっているわけではない)に時間価値を感じさせる、というのは、土台無理な話ではないでしょうか。
僕自身も大学生で、時間的に余裕があるときに、時給制のアルバイトで働いていたときは、どれだけ自分が「一生懸命にやっている」と思っていても、今振り返ると、時間価値の考えた労働をやっていたとはとても思えません。
あなたが同じ環境におかれたときー
つまり、時間的に余裕があって、時給制のアルバイトで、生活のために働いているわけではないとき、いかがでしょうか。
この状況で時間価値を感じる、というのは、例え善人で、モチベーションが高い人間でも、不可能に近い話だと僕は思います。
気持ちを変えるのは、内面からではなく外面から迫る「仕組み」を作るのが大切です(要するに、管理者側である人間の「仕組み」を作ろうとする努力が大事なんです)。
今までの2倍の仕事量を与える、というのも1つのテ。切羽詰ればやりますし、僕が社会人になって時間価値を覚えていったのは
忙しい→自分の時間を作りたい→どうやれば仕事が速くなるか
という過程でしかありませんでしたし。
あと、大学時代にマクドナルドでアルバイトをしていましたが、アルバイトのクルーは、1個のバーガーを作り終えるのにどれくらい時間がかかるか、を1秒単位で競い合っていました。
ゲーム感覚で競争させるんですよね。
そのような「仕組み」を作るのも解決法の1つです。
余り精神論に陥ることなく、精神論につなげるために仕組みを構築していく、という発想の方が近道だと考えます。
相手を直接変えようとしないで、相手が変わるための場を準備するような発想で。
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2008.04.23
2008.04.23