「日本は生産性が低い」とよく言われることです。 生産性といえば、いかに少ない労働力と時間で、多くの成果物を生み出すかと単純にとらえられがちですが、「売れないもの」「評価されないもの」「価値にならないもの」をいくら生み出したところで、それは生産性が高いということにはなりません。 高い付加価値を継続的に生み出すことができる人は、普段からそうした活動を行っている人です。つまり、普段の時間の使い方から考えていく必要がありそうです。
優先順位をつける
最大の付加価値を目指しますから、アウトプットのインパクトも重要です。さまざまなアウトプットが想定されるなか、どのアウトプットであればインパクトが大きいのか、常にチェックしながら、取り組み決定することが必要となります。
毎月、毎週、短い時間でもかまいませんので、自分が出そうとしているアウトプットを比較し、インパクトの違いをチェックしてみましょう。
もちろん、上司の指示や大切なクライアントからの依頼に対して優先順位を下げるわけにはいきませんので、全体のバランスを崩すことなく、タスクを計画していきます。
時間をまとめる
これは、ピーター・ドラッカーが語っていたことですが、大きな成果を出すための仕事の仕方として、「時間をできるだけまとめる」ことを推奨しています。
コマ切れの時間では、大きなアウトプットを出すのは難しいものです。また、集中すれば、時間が経つことを忘れることすらありますので、設定時間が短いと集中するあまり、次のアポに送れることすらあるでしょう。半日や1日など、時間管理をうまく行い、アウトプットのための時間をまとめ、集中して取り組むようにします。ひとつのことに集中して取り組むことも大きな付加価値を生み出す上で重要です。
自分の役割を明確にする
付加価値といっても、その内容は人それぞれです。派手なプレゼンテーションやプロジェクト・リーダーとしての成功は派手で目立ちますが、それだけが付加価値ではありません。アイデアを出す役割の人もいれば、情報の整理やまとめる役割の人もいます。さまざまな役割の人が相互に協力してひとつの組織として成り立ちます。つまり、その違いは仕事においてもプライベートにおいても、役割の違いとして表れます。
また、人には得意、不得意があります。コミュニケーションが得意な人もいれば苦手な人もいます。計算が得意な人もいれば、企画をまとめるのがうまい人もいます。
自分の得意、不得意を理解し、また組織のなかでの役割を明確にしたうえで、自分の出すべき付加価値とは何かをじっくり考え、自分なりの付加価値を出すための計画をつくっていきましょう。
引用元:フランクリン・プランナー https://www.franklinplanner.jp/mag/
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