2008.03.04
モバイルサイトでブランド品を買う若者の心理
上島 千鶴
株式会社Nexal ビジネス戦略、Web戦略コンサルタント
携帯電話世帯普及率88%が、パソコン世帯普及率71%を超えた現在、モバイルECのマーケットが年々増え続けています。どのような若者が、どのような心理で何を買っていくのか、各モバイルサイトを運営している企業から聞いた話も含めて以下にまとめます。 ※普及率は、内閣府調査データの2007年3月の数字です。
『意外と良い小説を書くのは、地方の田舎の学生なんです。』・・・某小説運用サイトの担当者
『携帯サイトを作ったことで、都心だけでなく北海道や東北、九州からのアクセスと注文が増えています。』・・・某通販サイトの担当者
上記の担当者の声から、またはモバイルサイトのアクセス解析やモバイルからの注文履歴を分析すると、地方からのアクセスの増加、売上の増加傾向は顕著に分かります。
また、地方だけの話ではなく今までPCサイトを中心にプロモーションを行っていた通販企業が、モバイルユーザ向けにプロモーションを実施し売上を伸ばしていることから、特にF1層をターゲットとし、消費者が必ず欲しがる・またはチェックしているブランド商品を販売する場合は、モバイルを中心としたプロモーションの方が、効果があると考えられます。
▼モバイルサイトの定説
①ECにおける、PCサイトのアクセスピークは23時~0時、モバイルサイトのアクセスピークは0時~1時が平均的。(都道府県によってバラつきはある)
②自分の欲しいブランドが明確にある場合、その最新情報は必ず収集している。
③モバイルは必ず肌身離さず持ち歩いている。
上記3つの事柄から、クローズドループマーケティング(潜在顧客の囲い込み)を実践している企業は、リアルタイムに訴求できるモバイルサイトを、顧客とのコンタクトツールとして戦略化することをお勧めします。
----会社紹介----
株式会社Nexalとは
Nexalは、戦略策定/施策立案、効果検証/改善提案、デジタルマーケティングKPI設計/事業評価を提供する専門コンサルティング会社です。
こちらも参考にどうぞ⇒Nexalの一期一会ブログ
続きは会員限定です。無料の読者会員に登録すると続きをお読みいただけます。
- 会員登録 (無料)
- ログインはこちら
その他
2009.06.04
2009.04.13
2009.04.10
2008.03.04
2007.06.13