ついに5000円突破!金地金はどこまで上がる?(その2)

2017.11.15

ライフ・ソーシャル

ついに5000円突破!金地金はどこまで上がる?(その2)

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南青山リーダーズ株式会社

積み立てに特化した少額投資非課税制度や、1000円から始められるうえに、わずか3タップで株が購入できてしまう株アプリなど、新種の投資商品が続々誕生し、専門家の「オススメ投資信託」が乱立する時代になった感があるが、そうした金融商品合戦を横目に、ずっと値上がりが続く金価格……。 前回は金の積立経験を交えながら、価格高騰の現状とその理由についてレポートしたが、引き続き今記事では、金はどのようにして購入するのか、自分に合った購入の仕方と、さらには金投資のメリットとデメリットについて考えてみたい。

バリエーション豊富な金の購入方法

金の購入法には、実はけっこうバリエーションがある。
どの方法を選ぶかは、ひとつは手元の運用資金の額によって、またどれだけリスクをとり、ハイリターンを得ようとするかなどで、購入のスタイルは変わる。下記にその種類をいくつか紹介しよう。

〈金の購入方法①〉毎月の積み立てによる購入

これは前回の記事で解説したように、筆者が経験した純金積み立てによる投資方法だ。毎月一定の金額を口座引き落としなどで購入していく、積立預金と同じ方式だ。投資額の最低ラインは、会社にもよるがだいたい1000円〜が多い。毎月の購入額が一定なので、引き落とし日の金の価格によって、購入のグラム数が変わる。例えば金価格が先月より上がっていれば購入グラム数は減り、価格が下がっていれば購入グラム数は多くなる。
また、ほとんどの会社ではスポット購入ができる。毎月の購入とは別に、金価格が下がったタイミングで少しまとまった額を購入することもできる。金購入の中では、もっともリスクが少なく、その代わりリターンも少ない。ゆっくり長く投資を続けるのに向いている。

〈金の購入方法②〉金EFTでの購入

金EFTとは、「金価格連動型投資信託」のこと。証券会社や銀行をとおして購入し、投資信託としてプロに運用してもらう。こちらも一口4000~5000円くらいから購入できるので、手持ち資金が少なくても投資できる。積み立て方式ではないので、株のように指値で金が購入できる。
また手数料が安く、保管のコストもかからない。現在日本には5つの金EFT銘柄があり、それぞれ主要な証券会社、銀行が運営している。

〈金の購入方法③〉金地金の購入

あこがれの金ののべ棒の購入だ。あのずっしりとした感覚を得るには、おそらく1キロくらいの重さが必要だと思うが、それを購入するには今なら500万円以上の現金が手元に必要ということになる。しかし実際に金の板の購入には、お店によって異なるが、5グラムに始まり、10グラム、20グラム、50グラムなどいくつかの種類があり、手持ちの資金に応じて購入できる。ただし、500グラム未満の購入にはバーチャージと呼ばれる手数料が発生するので、購入は小分けではなく、なるべくまとまったサイズで購入したほうがいい。購入は、全国の貴金属商、大手鉱山会社、商社、大手デパートなどが扱っている。なにしろ金を買ったという実感が味わえ、手元に財産を持った印象がある。紙幣などと違い、経済危機などの影響で紙切れになるような恐れもない。
ただし、手元に置けば盗難の危険があり、保管を委託する必要性も出てくる。また、持っていても利息や配当がつくような商品ではないので、売買のタイミングが利益と損失を分けることとなる。

次のページ〈金の購入方法④〉地金型金貨の購入

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