日本のあらゆる商品に付いているバーコード。今やスマートフォンからでも簡単に読み取ることができますが、この機能を利用して、商品の原材料・効果効能・商品の魅力などを多言語で閲覧できるアプリ(Payke)を展開しており、先月には台湾・香港のアプリダウンロード数で1位を記録しました。今回、Payke利用データから分かった、食品・菓子に特化した最新お土産トレンドをご紹介します。
台湾・香港人の高い再訪率!個人ブログで広がる商品への信頼
訪日旅行者の中で多い国籍として思い浮かべるのが「中国人」だと思いますが、2017年1月に観光庁から発表された2016年10-12月の訪日外国人の旅行動向によると、「中国人」の53.4%は「初めての訪日」だそうで、一方、観光・レジャー目的のみで「2回以上」日本に来訪している人が訪日台湾人全体のうち79.7%、訪日香港人は83.5%にも上り、再訪意向が高いことが分かりました。
さらに、買物場所は「コンビニエンスストア」 (61.7%)、 「ドラッグストア」(57.3%)というデータから、免税店やデパートといった観光客用の土産店でなく日本人が普段から使うような地元の小売店で買い物をしていることが分かります。
では、どのように日本人が普段使う小売店で商品の情報を取得しているのでしょうか。
旅行情報源として「個人のブログ」と答えた台湾人が37.1%、香港人は32.6%と選択率がもっとも高い結果になり、日本政府観光局や旅行会社が運営する公式サイトよりも信頼を置いていることが分かりました。
(観光庁2016年10-12月 http://www.mlit.go.jp/common/001017130.pdf)
以上のことから、訪日外国人は台湾人や香港人を筆頭に、リピーターとして日本観光ファンが増えており、その情報源として個人のブログを使いながらコンビニエンスストアやドラッグストアで普段使いの食品やお菓子を購入し、気に入れば帰国後も購入しているようです。
今後も個人旅行の観光客自身がオリジナルな情報を取りこみつつ日本の観光を繰り返す傾向が増え続けることが予想されます。
そこで得た情報は口コミとなって旅行者の母国で拡散されているので、日本国内のインバウンド対策に留まらない仕掛け作りをしながら、オリジナルな体験を楽しんでもらいたいですね。
上記の詳しい情報、弊社データーベースにございます商品情報につきましては弊社ホームページ(INSIGHT NOW!のプロフィールページにリンクがございます)、または、INSIGHT NOW!お問い合わせフォームよりご連絡ください。
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