/外に敵を求めてケチをつけているだけでは何にもならない。本当の問題は、今のダメな君自身。それを救えるのは、十年後の結果を知っている君だけ。/
人生は、大きな物語だ。作家であれば、大団円の結末から逆算して、それより前の章に伏線を張っていく。囲碁でも、料理でも、できあがりから逆算して布石や下味を準備するものだ。今のダメな君のように、行き当たりばったりで右往左往しているヒマがあったら、十年後から逆算して、今、すべきことをすべきだ。今のダメな君には、いくら考えてみても、それが将来、何の役に立つのか、などということはわかるまい。だが、十年後の君なら、なんでも知っている。その十年後の君の言い分に耳を傾けてみてはどうだ?
by Univ.-Prof.Dr. Teruaki Georges Sumioka 純丘曜彰教授博士
(大阪芸術大学芸術学部哲学教授、東京大学卒、文学修士(東京大学)、美術博士(東京藝術大学)、元テレビ朝日報道局『朝まで生テレビ!』ブレイン。専門は哲学、メディア文化論。)
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2009.10.27
2008.09.26
大阪芸術大学 哲学教授
美術博士(東京藝大)、文学修士(東大)。東大卒。テレビ朝日ブレーン として『朝まで生テレビ!』を立ち上げ、東海大学総合経営学部准教授、グーテンベルク大学メディア学部客員教授などを経て現職。