「波動スピーカー」 というものがあるんですね。 他のスピーカーにはない、 素晴らしいサウンドを生み出す円筒形のスピーカー。
先日、ショールームで波動スピーカーの音を
体験してきた友人が、その感動をありありと伝えてくれました。
このスピーカーは、
ザ・リッツ・カールトン東京のスイートルーム36室全て
に設置されています。
ザ・リッツ・カールトン支社長の高野登さんをはじめ、
ザ・リッツ・カールトン東京の客室支配人のジェニーさん、
総支配人のリコ・ドゥブランクさんといった人々誰もが、
試聴した瞬間にそのスピーカーの音に魅了されたのです。
その結果、まだ無名のメーカーのスピーカーが
最高級ホテルのスイートルームの音響に採用されることに
なったというわけです。
「波動スピーカー」は、
従来のスピーカーの「常識」を完全に覆すものだそうです。
技術的なことは私にはよくわかりませんが、
従来のように2本は不要。
1本のスピーカーだけで、
リスナーは部屋のどこに居てもOK。
体全体が音で包み込まれるような感覚がある。
音楽療法にも採用されているそうです。
私も早速、波動スピーカーの試聴に行ってみようと
思っています。
さて、このような突き抜けたダントツの製品は、
もはや比較対象を持ちません。
「波動スピーカー」という新たな独自の商品カテゴリーを
創出することに成功しているわけです。
「波動スピーカー」という新カテゴリーの中に
存在しているのはこのスピーカーだけ。
すなわち「オンリーワン」
オンリーワンを生み出すというのは、
従来のカテゴリーを超え、新たなカテゴリーを作ることに
よって可能になるということなんですよね。
同様の事例は山ほどありますが、例えば、
「男前豆腐店」
http://otokomae.jp/
の豆腐たち。
男前豆腐店と聞くと、
「風に吹かれて豆腐屋ジョニー」「厚揚番長」
などのユニークな商品名や、
にぎやかなWebサイトを連想しますよね。
でも、そもそも同豆腐店の人気を支えているのは、
原材料にもこだわった、他の豆腐にない独特の味だ
ということは愛好者の方なら言うまでもないことでしょう。
社長の伊藤信吾氏は、次のように語っています。
(日経ビジネスアソシエ、2008.01.01)
“うちの豆腐は、今までと違う製法で、いかに豆乳濃度を濃く、
大豆のうまみをきちっと抽出するかにポイントを絞っています。
いろいろと商品の種類はありますが、基本的にはどの商品も、
「濃い」「濃厚」という点で統一されています。”
星の数ほどある豆腐メーカーの中で、
後発の豆腐メーカーがオリジナリティを確立するには、
従来製品とは比較できない、突き抜けたダントツ製品を
開発するしかないと、伊藤社長は考えていたのです。
次のページまた、高木酒造の「十四代」。
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2007.12.19
2015.07.10
有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー
これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。