多様化する教育に応じて、フランチャイズの選択肢も個別指導一本から複数パッケージを選択できるようになってきた。英会話英語教室や民間学童に加えて、新たに理科実験や科学教室、そろばん、サッカーまで加わり、新しい教育FC市場を形成中である。
またBenesseこども英会話教室(ベネッセHD/岡山)、イシド式そろばん(イシド/千葉)のような業務委託方式がある。これらのパッケージは、FCに比べてリスクは格段に下がり、導入障壁が低いのが特長だ。
相次ぐ周辺領域からの参入、異業種とのアライアンスなど、近年、塾業界を取り巻く環境は激変している。どの業界でも市場が成熟や飽和すると必ず、新しい市場を創出しようとする企業が現れる。もはや塾は受験のためだけの教育機関ではなく、多種多様化する教育に対応するべく、様々な広がりを見せている。
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2015.07.17
2009.10.31
株式会社経営教育研究所 代表取締役
教育ビジネスのアナリスト/コンサルタント。専門はフランチャイズ(FC)とデジタル関連。個別指導FCやベンチャーなどの教育機関を経て、2009年に民間教育シンクタンク経営教育研究所を設立。教育と異業種を結ぶエデュイノベーションLLPパートナー。