実刑判決を受けた刑事被告人が、刑務所で従事するのが「刑務作業」です。刑務作業では、家具、革靴をはじめ様々な製品が作られています。 しかし、昨今の不景気やグローバル化等により、刑務所発の製品である「刑務作業品」の売れ行きが低迷。 こうした状況を打破すべく、人気キャラクターを採用したり、ブランディングに取り組む刑務所が登場しています。
前述したように、従来、刑務所は、近辺の中小企業から仕事をもらっていたのです。要するに、「下請け」の仕事をやっていた。
しかし、函館少年刑務所では、仕事をもらうのではなく、自らオリジナルな
製品を開発し、「マル獄シリーズ」というブランドを育てることに取り組んだことで新たな活路を見出したわけです。
今、多くの企業が製品の差別化に苦労し、売上確保に汲々としていますが、刑務作業品においてもブランド化が可能であるという事実は、おおいに参考にすべきではないでしょうか。
*上記内容は、日経ビジネス(2012.12.10)の記事を参考にしました。
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2013.03.01
2015.07.13
有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー
これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。