なにか製品を購入するとき、自分の「好きな色」が選べるのはうれしいもの。 ガラケー・スマホ、デジカメ、ノートPCなどでは、カラーバリエーションが豊富な機種も多く、選ぶ楽しさがありますね。
同社に塗装を依頼する顧客は、デザイン性の高い、(高額な)海外製の冷蔵庫を
検討していることが多いということですから、多くは「富裕層」の人々なのかもしれませんね。
これまで、日本の家電メーカーは生産・販売効率を重視し、
「良いものをより安く」
という発想が強いため、消費者に対し、「色」を始めとして選択肢をあまり与えない戦略を採用してきました。
しかし、今後ますます高まると思われる、
「自分らしさ実現ニーズ」
とでも呼べるものに対応するため、生産・販売効率を犠牲にしたり、在庫リスクを高めないようにしつつ、カラーバリエーションをを始めとする、
「マスカスタマイゼーション」
を実現する方法を見つける必要があるのではないでしょうか?
*ビックカメラ、およびリビングカラーズのケースは、
『日経デザイン』(September 2012)から引用しました。
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2015.07.10
2015.07.24
有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー
これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。