高まる「色」のカスタマイゼーションニーズ

2012.08.23

営業・マーケティング

高まる「色」のカスタマイゼーションニーズ

松尾 順
有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー

なにか製品を購入するとき、自分の「好きな色」が選べるのはうれしいもの。 ガラケー・スマホ、デジカメ、ノートPCなどでは、カラーバリエーションが豊富な機種も多く、選ぶ楽しさがありますね。

同社に塗装を依頼する顧客は、デザイン性の高い、(高額な)海外製の冷蔵庫を
検討していることが多いということですから、多くは「富裕層」の人々なのかもしれませんね。

これまで、日本の家電メーカーは生産・販売効率を重視し、

「良いものをより安く」

という発想が強いため、消費者に対し、「色」を始めとして選択肢をあまり与えない戦略を採用してきました。

しかし、今後ますます高まると思われる、

「自分らしさ実現ニーズ」

とでも呼べるものに対応するため、生産・販売効率を犠牲にしたり、在庫リスクを高めないようにしつつ、カラーバリエーションをを始めとする、

「マスカスタマイゼーション」

を実現する方法を見つける必要があるのではないでしょうか?

*ビックカメラ、およびリビングカラーズのケースは、
 『日経デザイン』(September 2012)から引用しました。

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これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。

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