「転職」という選択肢は、いわば“ワイルドカード”であり、ハイリスク・ハイリターンである。自分の動機がどこにあるのかをしっかり認識して、そのカードを切る/切らないを考えたい。
以上、本記事では、転職をなにかコワイものとして書いたきらいがありますが、転職は「ハイリスク・ハイリターン」なだけです。リスクをきちんと制御すれば、リターンも大きいものです。私自身を振り返ってみても、数度の転職によって自分の人生は、文句なしに広がり高まったように思います。
先ほど転職は劇薬だと言いましたが、血の気があり余り、志が明快な人にとっては、むしろ転職は滋養強壮剤となって、さらに活動を増進させるものになりえます。
「転職したほうがいいのかな」と思っている人への私からのアドバイスは、
───「留まる」もよし。「動く」もよし。
未来に向かって拓く心があれば、どちらの方向にも正解はある(つくれる)!
もう1つ。
───普段の「展職」が基本。ときに「転職」という手段。
そして結果として「天職」がみえてくる。
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【転職を考えるとき】
2012.05.17
2012.05.11
2012.05.06
キャリア・ポートレート コンサルティング 代表
人財教育コンサルタント・概念工作家。 『プロフェッショナルシップ研修』(一個のプロとしての意識基盤をつくる教育プログラム)はじめ「コンセプチュアル思考研修」、管理職研修、キャリア開発研修などのジャンルで企業内研修を行なう。「働くこと・仕事」の本質をつかむ哲学的なアプローチを志向している。