現代風立ち飲み屋はオイシイ商売か?

2012.04.03

営業・マーケティング

現代風立ち飲み屋はオイシイ商売か?

金森 努
有限会社金森マーケティング事務所 取締役

 秋葉原にある高架下の、フードが缶詰だけというバーの話。と聞けば、「ああ、立ち飲みね」と思われるかもしれない。確かに個人商店の立ち飲み屋の基本形ではある。だが、40種類もメニュー(缶詰)があるのが特徴だ。同店は「缶’sBar」という屋号で今年1月にスタートしたという。(4月2日付日経MJより)

 日経MJの記事では、同店のこだわりも記されている。立ち飲み屋的な雑然とした店内ではなく、シックな内装とジャズが流れる空間に仕上げたり、ドリンクの品揃えや酒器でも特徴を出したりしているという。しかし、社内ベンチャー起業の原点は「調理しなくても済むので、飲食業の素人でも簡単に出せるから」と同店の店長は説明している。細かな制約条件を取り払い、最もシンプルな出店形態を考えた末が缶詰立ち飲みバーだったと言うことなのだ。
 起業のアイディアはあちこちで見つけることができる。大事なのは、それを束ねて一つの形にすること。その中で自社としての強みを明確にすることだ。そして、いつまでに、どうありたいかを明確にすることなのである。

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金森 努

有限会社金森マーケティング事務所 取締役

コンサルタントと講師業の二足のわらじを履く立場を活かし、「現場で起きていること」を見抜き、それをわかりやすい「フレームワーク」で読み解いていきます。このサイトでは、顧客者視点のマーケティングを軸足に、世の中の様々な事象を切り取りるコラムを執筆していきます。

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