2011.04.11
放射線の注意事項を保護者向けにわかりやすく~郡山市の実例より
寺西 隆行
(株)Z会
放射線や放射能物質について「正確な知識」も大切なのですが、「ほぼ正確な概要」を知りたいのも人間心理ですよね。 そこで、被災地、福島県の小学校の先生が、保護者向けに、真摯に、かつわかりやすく説明した内容を紹介いたします。 多くの小学生の保護者の方に参考になる内容です。坂内先生の思いも込めて、お届けいたします。
○ 給食もちゃんと対応します
福島県産の農産物から放射能が計測されたとの報道で、食に対する不安が広がっています。特に給食はこれまで地元のものをできるだけ使うようにしていましたが、産地や安全性を考慮した食材に切り替えるようになりました。ですから給食については心配はいりません。また、飲み水に対して不安がある方は水筒を持たせてください。
○ 正しい情報を
当初、NHKでも「100mシーベルトまでは、直ちに影響はない」という言い方から、最近では「一般の人は1mシーベルト未満にすることが大事」という言い方に変わってきています。子どもの安全を考えると、できるだけリスクは低く保つことが大事です。ですが、過剰に反応しても不安感ばかりが積もるものです。学校でも様々な情報をできるだけ早く正確に判断し対応していきます。保護者のみなさまも正確な情報で対応してみてください。なお、郡山市、福島県のホームページでも各種様々な調査結果をどんどん乗せていますので、チェックされてみてはいかがでしょうか?
福島県のHP http://www.pref.fukushima.jp/j/ (「福島県」で検索)
郡山市のHP http://www.city.koriyama.fukushima.jp/index.html (「郡山市」で検索)
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