売れない会社

企業の資金調達や企業審査に関わってきた経験を基に「売れない会社」とはどんな会社か?また、どうしたら企業価値が高まるのかをご紹介します。

 一方で、買収価値のある企業とは、安定したキャッシュフローを持つ企業、あるいは、安定的なキャッシュフローを生み出すための資産、技術、ノウハウ、人材、ブランドなどを持っている企業です。このような買収の対象となる企業は、ワンマン経営者に続く経営人材の育成が上手くいっていない企業、あるいは、放漫経営などによって経営破綻した企業ということになります。これは経営、あるいは、経営者の問題です。優秀な経営者がいるのであれば企業を売却する必要はないはずです。

 売れない会社にならないように経営における選択と集中を行い、差別化と効率化によって競合他社に対する競争力や優位性を築く必要があります。また、そのような過程において経営人材を育成する必要があります。それでも、人材育成が上手くいかず事業承継に困る企業があります。そのような企業は、有力企業に会社を売却するか、投資ファンドなどを活用して別の経営者に会社を引き継いでもらうことになります。長年苦労して築き上げてきた企業価値を台無しにしないように、常に企業価値を意識した経営を心がけたいものです。

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