次世代自販機は液晶テレビの夢を見るか?

2010.08.11

営業・マーケティング

次世代自販機は液晶テレビの夢を見るか?

金森 努
有限会社金森マーケティング事務所 取締役

 「顧客接点における“コミュニケーション”をコンセプトとした」。  2010年8月10日、JR東日本のエキナカで約1万台の飲料自動販売機を運営するJR東日本ウォータービジネスの「次世代自販機の開発経緯および概要説明」の記者会見。社長の田村修氏はそう語った。

 「顧客接点における“コミュニケーション”をコンセプトとした」という次世代自販機。
 家庭の中でもBox=冷蔵庫に思い入れを持つ人はあまり多くないだろう。しかし、Board=頭脳を持ったディスプレイ=テレビなら思い入れを持って様々な操作ややりとりを行う。その意味で、次世代自販機は利用者とコミュニケーションを行う入り口に立つことができたといえるだろう。
 今日、テレビはデジタル化し、さらに高度なやりとりができるようになった。視聴者の意見や注文を運営者・メディアが個別に回答することだってできる。そう考えると、次世代自販機は、もっともっと、かしこくなれる可能性だってかかえているのだ。さらなる進化に期待も高まる。

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金森 努

有限会社金森マーケティング事務所 取締役

コンサルタントと講師業の二足のわらじを履く立場を活かし、「現場で起きていること」を見抜き、それをわかりやすい「フレームワーク」で読み解いていきます。このサイトでは、顧客者視点のマーケティングを軸足に、世の中の様々な事象を切り取りるコラムを執筆していきます。

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