「新車販売27年不振ぶり低水準」「軽も失速、縮小止まらず」の見出しが10月2日の日経新聞に躍った。日本車勢の海外での活躍とは裏腹な、国内販売状況。様々な原因が考えられるが、やはり生活者の購買理由に目を向けてみるべきだろう。そんな視点で少し「ニュースの理由」を考えてみたい。
ここまで述べてきたように、もはや自動車はここ数年の時代の流れや、生活者の購買心理、メーカーの訴求内容から考えても、どんどん売れない構造が出来上がっていると言える。
新車販売の低水準はなおも続くだろう。もはや止められない。
やはりこうなると、これから成長が見込めるBRIC’S市場などに目が向くのだろう。
何も地球の裏側まで行って70万円で車を売らなくてもいいだろうと思うが、企業成長を考えれば必然なのだ。
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「走りの車」は販売不振時の戦略転換か
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2007.12.25
2008.08.31
有限会社金森マーケティング事務所 取締役
コンサルタントと講師業の二足のわらじを履く立場を活かし、「現場で起きていること」を見抜き、それをわかりやすい「フレームワーク」で読み解いていきます。このサイトでは、顧客者視点のマーケティングを軸足に、世の中の様々な事象を切り取りるコラムを執筆していきます。