「噛む~とフニャンフニャン」のロッテのガム・Fit's(フィッツ)。佐々木希と佐藤健のCMも第3弾となって、ダンスはどんどん高度化するも、絶好調だ。しかし、「噛み心地が少し固くなった」との声がちらほら聞こえるようになってきた。何が起こっているのか。ロッテの戦略は?そしてガム業界はどうなっているのか?
■若者にガムは定着するのか?
コンビニのガムの棚を見てみよう。ロッテ・フィッツの「ピーチミックス」がかなりの勢いで売れている。グリコ・スクイーズの「アップルマンゴー」も他商品と比べて売れ行きに勢いがあって健闘している。
ロッテの願いである、ミントなオトナの味まではまだ遠そうであるが、フィッツは少し固くなっても売れ続いている。シーダーが市場を拡大し、フォロアーも頑張って自社のシェアを維持・拡大する。業界自体が活性化し、市場も反転拡大するかもしれない。
ポケットの中の小さな存在である「ガム」の市場変化と、それを支えるメーカーの思いや思惑にまで注目すると、今までより少しだけ、その存在が大きく感じられるだろう。
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2015.07.10
2015.07.24
有限会社金森マーケティング事務所 取締役
コンサルタントと講師業の二足のわらじを履く立場を活かし、「現場で起きていること」を見抜き、それをわかりやすい「フレームワーク」で読み解いていきます。このサイトでは、顧客者視点のマーケティングを軸足に、世の中の様々な事象を切り取りるコラムを執筆していきます。