2009.12.22
Web上のニュースリリース、最大のカギはここだ!
寺西 隆行
(株)Z会
ネットPRの代表格である「ニュースリリース」。 秘伝のコツ!?をここで明らかに!
「えっ、Z会にも公務員講座あるんだ!」
という「気づき」につなげることができます。
つまりは、弊社の超売れ筋商品である『速読速聴・英単語』や『速読英単語』の認知・興味を利用して、“さりげなく”(ここがポイント)まだ告知が行き届いていない「Z会の公務員講座」の認知につなげる、というわけです。
「検索行動」がこれだけ発達したご時勢、最初から「Z会の公務員講座」への需要が高い人は、何らかの形で商材認知に行き着いているでしょう。
ニュースリリースを利用して「その需要自体に本人自身が気づいていない」人への認知効果を高めるには、「他の商材から引っ張る」のは絶大です。
2)他所の企業のネタから引っ張る
あなたの企業の商材・サービスに興味がある方は、そもそも新商材・サービスのニュースリリースを出せば、目に触れやすいんです。
しかし、大切なのは、そんな方々以外の、潜在需要の掘り起こしと認知の醸成。1)でもそうでしたが。
とはいえ、「商品ばかりか、企業へも需要が顕在化していない」層へ行き届かせるのは、とーっても大切ですけれど、とーっても難しくもある部分。
だから、「他企業のネタ」に乗っかるわけです。
そうすると、今回の例で言えば、「日本実業出版社」で出た「公務員対策本」に興味のある層に、「おっ、あのZ会が、今では公務員講座までやっているんだ、これは対策として有効そうだな」という興味関心を醸成できる可能性が出てくるわけです。
そして…「他所の企業のネタから引っ張ってリリースにする」ことには、副次的効果があります。
それは「その他所の企業をして、自社の宣伝につなげてくれる場合がある」こと。
日本実業出版社さんには、仲良くしている方もいらっしゃいます。
その方に「こんなニュースリリース出しておいたよ~」とちょろっと一報。
すると、先方も気持ちよくなって、自社のニュースリリースやブログ、ツイッターなどで「Z会さんのニュースリリースで取り上げてもらいました!」なんて、書いてくれることもたくさんあります。
今回がどうなるかはわかりませんし、最初からそんなこと期待してはいけません。
#ここで「期待する」ことを過大にする人は、その時点で「クオリティの高いニュースリリース」を書けない人ですね。
ただ、「気持ちの良い関係」を築けている人間同士では、「会社」という殻を使い、レバレッジをかけて、会社間のニュースリリースを通じた相乗効果を発揮したこと、これまで何度もあることだけは確かです。
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