スタバ、インスタントコーヒー発売の危険な賭け

2009.11.16

営業・マーケティング

スタバ、インスタントコーヒー発売の危険な賭け

竹林 篤実
コミュニケーション研究所 代表

その名を「VIA(ヴィア)」という。スタバがアメリカで新発売したインスタントコーヒーである。あえてカニバリゼーションにつながりかねない商品展開に踏み切った背景は何だろう?

だからあえて通常なら考えられないほど高い値付けを選んだ。それでも店で飲むのと変わらない味だから、店の売上げが下がり、でもネスカフェのシェアを分捕ればスタバトータルでの売上は維持できる。そんな読みがあるのではないか。

インスタントスタバの売上げが伸びていけば、不採算店はどんどん閉鎖してコストカットに励めば良い。まさか、そこまでは考えていないのだろうけれど、今回のスタバの新商品にはいろいろな思考実験を伴っているようで、その結果が非常に興味深い。

もう一つ。サードプレイス感を失いつつある日本のスタバは、どうなるのだろう? だからこそ日本ではヴィアは販売されないということなのだろうか。

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