福岡県・久留米市は、 「とんこつラーメンの発祥地」 だということをご存知ですか? ラーメンマニアの間で、 このことは周知の事実ですが。 ただ、ラーメンブランドとしては、 「博多ラーメン」 が圧倒的に有名ですね・・・
うどん屋に‘そば’も置いてあります。
でも、筑後にいて「そば」を
注文するのは、はっきりいって野暮です!
私自身、筑後に住んでいた10代の頃、
そばを食べるのは大晦日だけ。
つまり年1回でした。
(東京に住む現在は、そばもしょっちゅう
食べてますけど)
話を戻しましょう。
平成16年(2004年)、
地元のうどん屋22店が中心となり、
「筑後うどん振興会」
が結成されました。
同振興会の目的は、
独自のうどん文化を持つ
「筑後うどん」
を盛り立て、
・讃岐うどん
・稲庭うどん
と並ぶ「3大うどん」として
称されるくらいのブランドに育てること。
同振興会では、「久留米の焼き鳥」と
同様のアプローチを取り
「筑後うどん祭」
を毎年開催してきています。
公式ブログも開設。
ただ、ネットなどを通じた情報発信は
傍目から見ると、まだまだ物足りない感じです。
9月19-20日に、秋田県横手市で開催される
B-1グランプリ in YOKOTE
にも出展しないようですし。
(久留米やきとりは出展)
小さい頃から筑後うどんに
慣れ親しんできた私としては、
筑後うどんが
「全国区ブランド」
に化けてくれるよう、
東京から応援したいと思います。
最後に、筑後うどんの特徴を
紹介しておきましょう。
讃岐うどんと比べて最も大きな違いは、
「麺」
でしょう。
太く、断面が四角い讃岐うどんと異なり、
細めで丸い形状をしています。
そして、全く腰がありません。
ぶよぶよ、ぷにゅぷにゅという食感。
私は勝手に、
「柔腰(やわごし)めん」
などと呼んでいます。
(これは筑後地方に限らず、
福岡県全般に共通している特徴ですが)
なぜ腰のない「ぶよぶよめん」なのか?
ひとつには、主食として食べられてきた香川県
と違い、むしろ、主食に添えられる
「麺入りのスープ」(汁物)
的な役割を果たしているからという説が
あります。(ですから、基本「ぶっかけ」
ではあまり食べません。)
また、漁師たちが、漁の合間に、
短時間でざざっとかき込むのに楽な、
「腰のない細めん」が好まれたから、
という話も聞いたことがあります。
トッピングとしては、
・丸天(直径10センチほどの円形のさつま揚げ)
・ごぼう天
・春菊天
などが、他地域ではなかなか食べられない
独自のものでしょう!
つゆは、透き通った色。
さっぱりと癖のない味であり、
この点では、讃岐うどんとほぼ同じです。
あなたも、久留米、八女など筑後地方を
訪ねることがあったら、とんこつラーメン
だけじゃなくて、
「筑後うどん」
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2011.01.07
2011.03.22
有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー
これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。