2009.07.27
親御さんこそお子さんの進路ナビゲータ!
寺西 隆行
(株)Z会
子どもの大学への進路相談、学校の先生に任せっぱなしにしていませんか? 親御さんにもできること、たくさんあります。 …いや、親御さんのサポートが、“ほんとうに「やりたいこと」”に近づいてもらうには、不可欠なのです。
・子どもの「ホンネ」は研究医学なのか臨床医学なのか
・ほんとうは医学の「基礎研究」に興味があるだけなのか
・臨床で人とコミュニケーションすることだけに興味がある、つまり「医学」ではなく「コミュニケーションが多い職業」が先にきているのではないか否か
・看護学の視点から医学に携わろうとしているのではないか
・医療「機器」の方に興味があるのではないか
…いろいろ可能性はあります。
そして、それらの可能性を、子どもに「直接聞く」のではなく、
・会話などから察する
・様々な情報を用意しておく
という態度が大切になるかと思います。
※直接聞いても、ほんとうの「やりたいこと」を引き出せないことが多いばかりか、抽象的にしか語れない子どもの夢を壊すことにもつながりかねませんので…
これは、学校の先生を初めとした「まわりの人」にできることではなく、一番本人と接している親御さんだから、できることだと思います。
本人の成長とともに、どんどん“ほんとうの「やりたいこと」”に近づいてきたとき、「それならこういう就職先があるよ。そこに就職するにはこんな学科もあるよ」と、「自分の知らなかったこと」提示してくれる父親・母親…
なんとも頼もしく感じませんか!?
※本記事は、高等教育総合研究所からの情報提供ならびに依頼を受け、大学に関することを定期的に執筆する活動の一環としてしたためています。
続きは会員限定です。無料の読者会員に登録すると続きをお読みいただけます。
- 会員登録 (無料)
- ログインはこちら
関連記事
2009.07.31
2009.08.10