企業の「社会的責任」が ますます重視されるようになってきた昨今、 メインの事業活動である、 「マーケティング活動」(商品開発~広告宣伝~販売) の中に「社会的意義の高い要素」を組み込む動きが 増えていますね。
「気持ちよい」(Feel Good)
からであると申し上げましたが、
リサイクルやカーボンオフセットのような
環境保護につながる商品を購入する背景にも、
やはり単に自分のニーズを満たすだけでなく、
「気持ちよい」「いいことしてる感」
があるから。
自動車業界では最近、
ハイブリッド車が売れてますよね。
これは、もちろん燃費が良くて経済的ということ
だけでなく、二酸化炭素(CO2)の排出量が少ないため、
それだけ「環境保護」にも役に立ってるという
「気持ちよさ」
が得られるからではないでしょうか。
そこで私は
CRM(Cause-Related Marketing)
に変わる言葉として、
社会貢献につながる要素を組み込んだ
マーケティングのことを
「フィールグッド・マーケティング」
と呼んでみたいと思います。
既に、欧米では「社会貢献的要素」のことを
「フィールグッド・ファクター」
(Feel-good factor)
と呼ぶ向きもあり、
それをどうマーケティングに組み込むか、
いろいろと実践&研究が盛んです。
「フィールグッド・マーケティング」
という言葉が果たして定着するかどうかはさておき、
上述したような動きが、今後ますます盛り上がるのは
間違いないでしょうね。
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2010.08.04
2010.10.02
有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー
これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。