もういくつ寝るとお正月♪みんなこぞって初詣である。 そこで、年始に向けて、神社のマーケティングについて考えてみた。
そんな中で気になる記事があったので転載させていただく。
京都の経営コンサルタントの谷口薫氏が、伏見稲荷大社について書かれている。
さて、伏見稲荷大社ですが、ご存知のとおり「商売の神様」といわれています。
稲荷神は字のごとく、稲の神様、農業神なのですが、どうして商売の神様と言われるのでしょうか?
その稲荷社については、こんな話があります。
元 々、稲荷山の麓は藤森神社(伏見稲荷駅から大阪方面へ2駅行った藤森駅の近くにある神社です。)の敷地であったが、山上の稲荷社から、わらの置き場を貸し てほしいという申し出があり、それくらいならと、藤森神社は快く承諾したところ、稲荷社はわらを一本づつ、つなぎ合わせて広大な敷地を借り入れ、結果的に 藤森神社は現在の場所に追い出された。というものです。
うちの母は、わらという説でなく、米粒数粒の土地を貸してして欲しいといわれ、承諾すると、その米粒をひとつづつ、大きな間隔を空けて置いていき、広大な敷地とした。と言っていました。
いずれにしても手法は同じですね。
かつては、藤森祭のときに、神輿が稲荷社境内に入り「藤森の土地返せ」と叫ぶ習慣が続いていたとも言われています。(怖い~)
これが事実であったのかどうかは不明ですが、私の家は稲荷社に近いのに、なぜか氏神は藤森神社ですし、これは稲荷駅のあたりも同様のようです。
常識で考えれば稲荷社の範囲と思われるのですが、このことは、この話があながち、うそでないことを物語っている気がします・・・・。
こんな話、現代ではありえない、あれば詐欺と思うような手口ですが、このような巧妙?な一面から「商売の神様」といわれているのでしょうか?
不況、不景気、恐慌、リストラ・・・・
こういう時代の初詣は、神社で商売繁盛を祈願するだけではなく、
神社から、「商売のヒント」「マーケティングのタネ」を見つけることにしよう。まさしく、神頼みだ。
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神社とお寺のマーケティング論
2009.01.02
2008.12.31
2008.12.19
有限会社ペーパーカンパニー 株式会社キナックスホールディングス 代表取締役
昭和30年代後半、近江商人発祥の地で産まれる。立命館大学経済学部を卒業後、大手プロダクションへ入社。1994年に、企画会社ペーパーカンパニーを設立する。その後、年間150本近い企画書を夜な夜な書く生活を続けるうちに覚醒。たくさんの広告代理店やたくさんの企業の皆様と酔狂な関係を築き、皆様のお陰を持ちまして、現在に至る。そんな「全身企画屋」である。