昨日、「村ぶろ」の記事を書いている時、 ふと、数年前、北海道の某自治体職員の方を対象として 「いなかマーケティング」 の講義をやらせてもらったことを思い出しました。
どんな地域にも、その地域ならではの独自の強みがあるはず。
・気候
・風土
・文化
・歴史
・人
・イベント(祭り、儀式)
・偉人、有名人
等々
掘り起こしてみれば、「原石」が眠っているでしょう。
原石を見つけたら、資源を集中して磨き上げるのです。
よしんば、地元には本当に原石が見つからなかったとしても、
外から持ってくることだって可能です。
たとえば、札幌で毎年開催されている
「よさこいソーラン祭り」
は、16年前に始まった新しいイベントです。
1991年に高知のよさこい祭りを目にした一人の学生が、
地元北海道のソーラン節とミックスして始めた祭りでした。
この第1回の参加チームは10チーム、
観客動員数は20万人に過ぎませんでした。
ところが、先日終了したばかりの第16回では、
参加チームは341チーム、観客動員数は216万超までに
拡大しています。
さて、「とんがり」が作れたら、力を入れるべきこと。
それは冒頭に述べたコミュニケーションです。
地元外の人々に向けて、「とんがり」を
上手に伝えることが必要です。
もちろん、このためにインターネットを
活用しない手はありません。
コミュニケーションにおいては、
一方的な情報発信だけでなく、相手からの情報の受信も
オープンに受け止める双方向性が双方の理解を深めるために
有効です。
インターネットなら、いまさら言うまでもなく
双方向コミュニケーションも比較的容易にできますから。
結局のところ、いなかマーケティングにおいて、
成否の鍵を握るのは、
「インターネットの活用」
だと私は思っています。
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2008.12.28
2010.03.13
有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー
これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。