大学時代に所属していたサッカー部のイベントで、久しぶりに東大に行ってみました。あいにくの雨だったのですが、そこでジョージアカフェマティックを発見!2004年7月からジョージアが投入している自販機ですが、設置台数は少なく、幻の自販機と言われているその自販機の実力を思い知りました。
みなさんは、ジョージアカフェマティックという自動販売機をご存知ですか?
おそらくほとんどの人は知らないはずです。設置台数が非常に少なく、見つけることが困難な自販機だからです。
画像は↓ですね。
これ、すごいです。
紙コップに注いで出てくるタイプの自販機なんですが、筐体には、
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“いつもあなたのすぐ近くにあるカフェ”をコンセプトに、従来のカップ自動販売機の機能やイメージを一新し、消費者の味へのこだわりや嗜好の多様化に応えるべく、フローズンドリンクやフレーバートッピングなどの本格的なカフェメニューを提供します。
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と書いてあるのですが、おそらくほとんどの人の近くにありません・・・。ジョージアのIRでは、2004年末、1000台設置予定とありますが、おそらく、全国で1000台ないのでは・・・。
そうすると、全国に自動販売機は560万台あるそうなので、もし1000台しかないとすると、出現率は0.01%~0.02%です。確かに幻ですね。
さて、これはどうすごいか?
タッチパネル操作で、メニューを選びます。例えば、カフェラテを選ぶとします。
そうすると、エスプレッソの濃さ、ミルクの量、砂糖の量、フタの有無、などを選ぶことができます。
え、そんなのたいしたことないじゃん、と思います?
そして、全て選択が終わると、コーヒーを作り始めます。
そうすると、なんと、今、コーヒーを入れています、今、砂糖を入れています、というのが、自分が選択した量と共に表示されます。
けっこうきれいなモニターで表示されるので、つい見てしまいます。意外と、長い時間なのですが、飽きずに見てしまいます。
作っているとき、友人が一言
「これ、ジョージアだったら演出のためだけにやりそうだよね。本当に砂糖を入れているかなんて、確かめようがないし。本当に量の選択をしているかも怪しいよね。」
と。
この、大仰なタッチパネルから何から、全て演出だとすると、
「なんと手間のかかることを・・・」
となりますが、これ、見つけるともう一度やってみたくなります。
ついつい、この自販機で買いたくなり、特に要らないのに3回も買ってしまいました・・・。
「演出」に見事にひっかかってしまっています。
私の好きな言葉に、「対面セールスの極意は演劇である」という言葉があります。
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2009.11.16
2009.12.11
THOUGHT&INSIGHT株式会社 代表取締役
THOUGHT&INSIGHT株式会社、代表取締役。認定エグゼクティブコーチ。東京大学文学部卒。コンサルティング会社、専門商社、大学教員などを経て現職。