ケータイを巡る動きがかまびすしい。来月にはiPhoneが発売される。一方ではモバイルPCのコンパクト化もトレンドとなりつつある。これからのコミュニケーションツールはどうなるだろうか。
iPhoneとはまずコンピュータであり、ついでに電話をかけることができ、さらには音楽を楽しむこと(iPod)、ビデオを楽しむこともできる(YouTube)。その上MobileMeなるサービスもついてくる。もしも野村総研が予言する通りに、これから先PCに代わってケータイがコミュニケーションツールを統合するとしたら、その理想像は従来のスマートフォンの延長線上にあるマシンではなくて、iPhone系(といった方が、他社も同様の機種を出してくることを考えれば妥当かもしれない)なんじゃないだろうか。
ただし従来の日本でのケータイの使われ方から考えると、改善点もいくつかある。すでにケータイ決済の便利さに慣れた人たちにとっては、やはりおサイフ機能は必須だろう。またタッチパネルもマウスやポインティングデバイス代わりには最高の操作性だけれども、文字入力はつらい。
このあたりの問題が、どのように解消されるのか。逆に考えれば、こうした問題が解決されるなら、一気にiPhoneが普及する可能性もあるのではないだろうか。ケータイ、モバイルPC、そしてiPhoneの進化は要注目だ。
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2009.10.31