昨今、フリーペーパー(無代誌)が増えているように感じます。 その代表的なメディアとしてR25が挙げられます。 そもそもインターネットの登場によって、情報に対する価値観が 変わってしまったんでしょうか? 情報に対して対価を取りにくくなっているように感じます。
リクルート社が取り組んできたビジネスモデルは、
「拡散している情報を、集約する」
ことによって付加価値を生んでいましたよね。
例えば「カーセンサー」。
多くの中古車ディーラーの販促情報を集約するだけで、
読者にとっては、中古車探しが劇的に楽になります。
しかし、ネットを使えば、雑誌を買う必要はないし、
もっと楽に検索ができる、メールでお知らせまでくれる、、、
そんな環境を考えると、広告モデルでしっかり儲かるビジネスモデルが
必要となってくるのは必然かもしれません。
しかし、R25の緑川ゼネラルマネジャーの話を伺うと、
「これはとても難しいビジネスモデルなんです」
とのコメントが返ってきました。
多くのメディアが、R25ライクのフリーペーパービジネスを検討し、
緑川氏を訪ねてきたそうです。
そのすべてに「辞めた方がいいですよ」と話したそうで、、、(^^)
リクルートが創業以来培ってきたリソースとして、
「配本のしくみ」と「広告主獲得営業組織」が最大の強みで、
フリーペーパービジネスには、この両側面が絶対不可欠だというのです。
そう言われると「配本のしくみ」は、書店のみならず、
コンビニ、駅構内など、様々な場所を活用していますよね。
また、「広告主獲得営業組織」も、リクルートは最強の営業組織を
有していると言っても過言ではないでしょう。
よく考えてみると、この2つのリソースを具備している企業は
リクルート以外に皆無と言ってもよいかもしれません。
うーん、よく考えられているなぁと感じたのでした。
ということで、来たる6/19にR25ゼネラルマネジャーの緑川氏を招いて、
「驚異のフリーペーパーR25/L25の秘密」を存分に語っていただくことに
いたしました。
http://www.cyber-synapse.com/community/20080619/?ml=04
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Kay
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