9️⃣AI時代を読み解くキーワード⑨ AI Protocol──AI同士がつながる時代の「共通語」と「交通ルール」

2026.10.04

IT・WEB

9️⃣AI時代を読み解くキーワード⑨ AI Protocol──AI同士がつながる時代の「共通語」と「交通ルール」

富士 翔大郎
人材育成コンサルタント、シニアインストラクター

AI時代を読み解くキーワード⑨ AI Protocol AI同士がつながる時代に必要な「共通語」と「交通ルール」 AI時代には、新しい技術用語が次々に登場します。

9️⃣AI時代を読み解くキーワード⑨ AI Protocol──AI同士がつながる時代の「共通語」と「交通ルール」

AI時代には、新しい技術用語が次々に登場します。

しかし大切なのは、用語を覚えることではありません。

その技術によって、企業の仕事がどう変わるのか。

今回取り上げるのは、

AI Protocol(AIプロトコル)

です。

一言でいえば、

AIとシステム、そしてAI同士が安全に仕事をするための「共通語」と「交通ルール」

です。

🔳なぜAIに「交通ルール」が必要なのか

これまでの生成AIは、

「人間が質問する → AIが答える」

という使い方が中心でした。

ところがAgentic AIでは、AI自身が外部のシステムを使って仕事を進めます。

たとえば、

・社内文書を探す
・顧客情報を確認する
・カレンダーを読む
・メールを作る
・在庫を調べる
・別のAIへ仕事を依頼する

といったことです。

こうなると、

「どのAIが何をできるのか」

「どのデータを使ってよいのか」

「誰の権限で実行するのか」

といった共通ルールが必要になります。

それがAI Protocolです。

🔳代表例がMCPとA2A

AI Protocolは、一つの特定規格を意味する言葉ではありません。

代表的なものに、

MCP(Model Context Protocol)

と

A2A(Agent2Agent Protocol)

があります。

非常に簡単に整理すると、

MCP=AIと道具をつなぐ

A2A=AIとAIをつなぐ

という違いです。

🔳MCPは「AI版USB-C」

MCPは、AIが外部のデータやツールへ接続するための共通方式です。

たとえば営業AIに、

「A社への提案準備をして」

と頼んだとします。

するとAIが、

・顧客管理システムから過去の商談を調べる
・社内文書から過去の提案書を探す
・在庫を確認する
・カレンダーから商談日を確認する

といった作業を行えるようになります。

従来は、それぞれのAIとシステムを個別に接続する必要がありました。

MCPはそこに、

「共通の差し込み口」

を作ろうという考え方です。

USB-Cでさまざまな機器を接続できるのと似ています。

🔳A2AはAI同士をつなぐ

一方のA2Aは、異なるAIエージェント同士が仕事を協力して進めるための仕組みです。

たとえば、

営業AI
↓
法務AIへ契約確認
↓
在庫AIへ在庫確認
↓
物流AIへ納期確認

という連携です。

さらに将来は、

自社AIと取引先AI

が直接やり取りする可能性があります。

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富士 翔大郎

人材育成コンサルタント、シニアインストラクター

● 人材育成、DX・IT、コンサル、マーケの経験を踏まえて、人材教育の新たなアプローチを探求中 明大法なのに齋藤孝ゼミ🤣 教免3種ホルダー イノベーション融合学会専務理事 教育研究家、モノカキの時は、「富士 翔大郎」と言います。天才トム・ショルツの「BOSTON」と「マニュアル車」「海外ドラマ」をこよなく愛する静岡県民

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