多様な分野の製品・サービスを数多く扱っている企業が Webサイトを開発する際、最初に悩まされるのは、 来訪するユーザーの種類が多岐にわたる点です。
ところが、そのためのコンテンツが
十分に活かされていなかったことになります。
この原因のひとつが、
ユーザーのターゲットを絞りきれていなかった
ことだそうです。
さまざま情報がウェブサイト内に乱立し、
情報が複雑に入り組んでしまい、消費者に見てほしい
情報が伝わりにくくなっていました。
そこで同社では、
サイトリニューアルに当たって、
まず、会社としてのウェブサイトの位置づけを
明確化。
そして、
・どんな目的で、
・誰を相手に
・どんなコミュニケーションを図っていくか
を整理しました。
そうしてたどり着いた結論が、
・ターゲット
・機能
・役割
によってサイトを分割することだったそうです。
結局、リニューアル後の同社のサイトは、
・商品情報サイト( www.meinyu.jp )
・企業情報サイト( www.meinu.co.jp )
の独立した2つのサイトに分割されて
運営されています。
ちなみに、「商品情報サイト」は、
消費者をメインターゲットとにしたコンテンツ、
一方、「企業情報サイト」は、ビジネスパーソン、
投資家を対象としたコンテンツをメインに揃えています。
大手企業の中には、
・ターゲット
・機能
・役割
の違いに応じて、
多数のサイトを同時並行的に立ち上げ、
自在に運用しているところも増えてきました。
しかし、その域まで達している企業は
まだまだ少数派でしょう。
コミュニケーションツールとしての
「Webサイト」
をどう使いこなすかについては、
まだまだ様々なトライアルが必要な時期かなと思います。
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2010.10.02
2015.07.10
有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー
これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。