調査の付加価値とリサーチャーに求められること

2008.03.03

営業・マーケティング

調査の付加価値とリサーチャーに求められること

松尾 順
有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー

「分析」 という言葉に含まれる2つの漢字、 「分」 および 「析」 はどちらも、物事を分けるという意味があります。

調査担当者(リサーチャー)に求められること

がはっきりします。

それは、調査に直接関係した知識やノウハウだけでなく、
人の心の基本的傾向やルールを理論化・体系化した

「心理学」

や、調査結果の応用先となるビジネス活動に関わる
基本ルールである

「マーケティング理論」

についての知識を深めていく必要があるということです。

ちなみに顧客・生活者についての調査結果を
深く解釈したものが、いわゆる

「カスタマーインサイト」(顧客洞察)

です。

調査の付加価値として、

「カスタマーインサイト」

を提示することができたら、
リサーチャーとしては最高ランクの腕を持っていると
評価されるでしょうね。

実は、調査における「解釈」の重要性は、
既存のリサーチ解説本ではあまり触れられていません。
(ノウハウとして伝えるのは難しいからでしょう・・・)

しかし、一流のリサーチャーを目指す方は、
ぜひ「解釈」の重要性を認識し、

心理学やマーケティング理論

など、リサーチに関連した周辺の知識を蓄えることを
お勧めします。

続きは会員限定です。無料の読者会員に登録すると続きをお読みいただけます。

Ads by Google

この記事が気に入ったらいいね!しよう
INSIGHT NOW!の最新記事をお届けします

松尾 順

有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー

これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。

フォロー フォローして松尾 順の新着記事を受け取る

一歩先を行く最新ビジネス記事を受け取る

ログイン

この機能をご利用いただくにはログインが必要です。

ご登録いただいたメールアドレス、パスワードを入力してログインしてください。

パスワードをお忘れの方

フェイスブックのアカウントでもログインできます。

INSIGHT NOW!のご利用規約プライバシーポリシーーが適用されます。
INSIGHT NOW!が無断でタイムラインに投稿することはありません。