「分析」 という言葉に含まれる2つの漢字、 「分」 および 「析」 はどちらも、物事を分けるという意味があります。
調査担当者(リサーチャー)に求められること
がはっきりします。
それは、調査に直接関係した知識やノウハウだけでなく、
人の心の基本的傾向やルールを理論化・体系化した
「心理学」
や、調査結果の応用先となるビジネス活動に関わる
基本ルールである
「マーケティング理論」
についての知識を深めていく必要があるということです。
ちなみに顧客・生活者についての調査結果を
深く解釈したものが、いわゆる
「カスタマーインサイト」(顧客洞察)
です。
調査の付加価値として、
「カスタマーインサイト」
を提示することができたら、
リサーチャーとしては最高ランクの腕を持っていると
評価されるでしょうね。
実は、調査における「解釈」の重要性は、
既存のリサーチ解説本ではあまり触れられていません。
(ノウハウとして伝えるのは難しいからでしょう・・・)
しかし、一流のリサーチャーを目指す方は、
ぜひ「解釈」の重要性を認識し、
心理学やマーケティング理論
など、リサーチに関連した周辺の知識を蓄えることを
お勧めします。
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2009.09.08
2015.07.10
有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー
これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。