リーマンショックから10年が経ちました。 皆さんご存知の通り、リーマンショックとは、2008年9月15日に米投資銀行であるリーマン・ブラザーズが経営破綻したことを端に発し、連鎖的に世界規模の金融危機が発生したことを総括的に呼びます。 2007年頃から、その兆しが出ていました。別の見方をすれば、サブプライムローンと呼ばれる住宅投資金融商品に投資家が飛びついたことが発端であったとも言えます。
まとめ
日本経済はいったん泥沼に落ち込むと、這い上がる力に乏しいのが現状です。それは単一民族の決まりきった単一志向で解決を図ろうとするからだと言えるでしょう。発想の転換というものがそこにはないような気がします。その結果として、回復に途方もない期間を要しているのではないでしょうか。
それとは反対に、米国社会は、常に新しい発想、新しい人材が世界各国から流入する社会であり、そこには未知の発想力とアイディアが生まれます。それが米国社会の活力源であり、社会を危機から脱出させる原動力となります。だからこそ、経済危機からの脱出も早いと言えるのです。
このことから、米国では投資面でも、短期的な投資よりも長期的な投資の方が有利に働くのではないかと、筆者は楽観視しています。
日米で投資している皆さんの参考になれば幸いです。
«記事作成ライター:水谷文雄»
国際金融市場に精通するInvestment Banker。
スイス銀行(現UBS銀行)にて20年余に亘り外国為替および金利・債券市場部門で活躍、
外銀を知り尽くす国際金融のプロフェショナル。新興の外国銀行(中国信託商業銀行 )の
東京支店開設準備に参画しディーリング・ルームの開設を手掛ける。
プライベートではスペインとの関わりを深く持つ文化人でもあり、
スペインと日本との文化・経済交流を夢見るロマンティスト。
【記事元】
日本クラウド証券株式会社 https://crowdbank.jp
日本クラウド証券メディア マネセツ https://manesetsu.jp
【転載元】
リーダーズオンライン(専門家による経営者のための情報サイト)
https://leaders-online.jp/
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