今回、ご紹介するBlab(ブラブ)は、ユーザーの平均滞在時間は、64分にものぼるという。何が、そこまで、魅力的なのだろうか。
動画ストリーミングアプリの市場が加熱しています。
アプリ市場の分析を専門とするApp Annie社は、2014年8月から2015年7の間にかけて同分野に関する調査を実施。それによれば、米国では、動画ストリーミングアプリの収益が前年比3.2倍、中国で9.6倍と、高い成長率を記録しています。
マーケティングツールとして、動画ストリーミングアプリが活用されはじめていることは先日、お伝えさせていただきました。
そのきっかけとなったのが、「ミーアキャット」と「ペリスコープ」という2つのアプリ。当面は、その2つのアプリが、同分野を牽引すると、思われた方も多いのではないでしょうか。
ところが、そこに、割って出ようとするアプリがあります。今回、ご紹介する”Blab(ブラブ)“です。
同社CEOによれば、ユーザーの平均滞在時間は、64分にものぼるということ。
何が、そこまで、魅力的なのでしょう。
Blabって?
Blabが、リリースされたのは昨年の4月。ソーシャルネットワークサイトのBeboから派生したアプリです。ビデオチャットを公開するのが特徴で、最多で、4人の参加者の顔が映し出されます。
視聴者は、チャットの様子を見るだけでなく、それに対し、自分の意見をツイートすることもできます。そのツイートは、画面左(携帯の場合は、画面下)に設けられたスペースに表示される仕組み。デスクトップからは、コメントも残せます。
もし、参加者が4人に揃っていない場合、チャットルームのホストが許可すれば、チャットのメンバーになることもできます。
狙いはPodcast
Facebookは先月、動画のライブストリーミング機能「フェイスブック・メンションズ」を開始しました。しかし、使用できるのは、有名人だけ。Google ハングアウトは、不安定さが改善されません。
それに比べ、Blabは、万人のためのサービスと言えるでしょう。使いやすさは抜群。リアルタイムで行われている会話以外にも、過去のものを閲覧することができるほか、「スケジュール機能」で会話の告知もできます。
チャットは録画することも可能で、音声と映像は、分けてダウンロードできるようになっています。実は、これが、人気の秘訣なのです。
Blabの開発者の目は、はじめからPodcastのマーケットに向けられてきました。Blabを使えば、誰もがテレビ番組の司会者になれます。もちろん、タレントも。
次のページ使ってみた
続きは会員限定です。無料の読者会員に登録すると続きをお読みいただけます。
- 会員登録 (無料)
- ログインはこちら
関連記事
2015.07.10
2015.07.24
動画広告・動画マーケティング専門メディア VIDEO SQUARE編集部
Crevo株式会社
VIDEO SQUARE(ビデオスクエア)では、動画を使った広告・マーケティングの活用事例や最新情報、トレンド、市場動向、企画・制作のポイントなど、動画に関わる全ての方の実務に役立つ情報をお届けしています。