「インターネットで、家や自動車は売れるのか?」 90年代後半、インターネットが普及し始めた頃、 こんな議論が盛んに行われましたよね。 実際のところ、こうした高額商品は、 やはり自分の目で確かめ、試してみた後じゃないと 購買を決めるのは難しい。
「見積もりを提出できる加盟ディーラーの数」
ですよね。
利用者としては、最終段階で現物を見に行ける
近場のディーラーから見積もりが取れなければ意味ないですから。
結局、1999年のサービス開始からこれまでの8年もの間、
風雪に耐えながら(加登氏の言葉)、地道な訪問営業を通じて
900社まで加盟社を増やすことができたのが同社だけだったのです。
ところで、同社には
「567の法則」
というものがあります。
・見積もり依頼者の商談への移行率:50%
・うち、店舗への来店につながる率:60%
・来店者が、最終的に成約に至る率:70%
のことですが、これらを掛け合わせた
「21%」
を
「目標成約率」(見積もり依頼者が実際に購入する率)
としているそうです。
加登氏によれば、
この3つの数字のうち最も大切なのは、
「新車見積もり依頼から商談への移行」
です。
見積もり依頼が行われてから、
6時間以内にeメールを返信した商談の成約率を100とすると、
24時間以内では60%
48時間超では20%
に成約率が激減するというデータがあるのだそうです。
最初のユーザーからのコンタクトに対する反応スピードの速さが
いかに後々に大きな影響を及ぼすかを実感できる数字です。
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2015.07.10
2015.07.24
有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー
これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。