あなたは、旅行は好きですか? 国内旅行にはよくいきますか? 私は旅行が好きです。 とはいってもそう頻繁に行けるほど時間も金もなく、 年に4回ほど、国内旅行(1-2泊)に行く程度です。
そして、頂上からの眺めは絶景!
ゆっくり上り、ゆっくり下りてきても、
所要時間は3時間程度と手ごろな遊びです。
森の新鮮な空気もたっぷり吸えますし。
登山の後は、ふもとにあるそば屋で
おいしい手打ちそばを堪能するのもよし。
お昼ごろに上って、
山頂でお弁当を広げるというのも気持ちよさそうです。
いかがでしょうか。
こんな情報があれば、あなたも行ってみたくなりますよね。
また、いろんな楽しみ方ができることもわかります。
こういう情報は、
「CGM」(Consumer Generated Media)
つまり消費者が書くブログやSNSに任せておけばいい
という方がいるかもしれません。
しかし、そんな待ちの姿勢ではなく、
地元の人たちが積極的に
「地元ならではの良さ、楽しみ方」
について情報発信していくことで、
国内旅行はもっと活発化するのではないでしょうか。
さて、最近、旅行会社大手は、地域密着の
「着地型」
と呼ばれる観光旅行の拡充に乗り出しているそうです。
(日経産業新聞、07/10/22)
「着地型旅行」は、
従来の出発地の旅行会社が企画する
「発地型旅行」
の対義語。旅行客を受け入れる観光地側で作った
観光プランのことです。
「着地型旅行」の観光プランに含まれるのは、
全国的に有名なものではなく、地域住民だけに親しまれている
名所や伝統料理、生活習慣などを体験させるものが多いようです。
旅行業界関係者も、国内旅行は、
「どこに行っても、見るのは寺、食べるのは刺身」
の紋切り型が多く、顧客離れを招いていることを自覚しています。
しかし、旅行会社は、有名観光地以外の地域の情報を
十分に持っていない。
一方、地元の自治体や商工会は、
旅行商品の企画・販売ノウハウを持っていない。
そこで、地元と旅行会社が連携して、
地元発の、その地域ならではの旅行商品を生み出すことに
取り組み始めたわけです。
よく、田舎に住む人が、
「ここにはなんも面白いものはないからなあ・・・」
と言いますが、地元の人には日常であっても、
外から訪れる旅行者にとっては新鮮で珍しい体験と
感じられるものが意外にたくさんあります。
国内旅行がますます楽しくなるためにも、
「着地型旅行プラン」
の充実を期待したいと思います。
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2015.07.10
2015.07.24
有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー
これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。