3月も半ばとなる今週、気になるニュースには「価格」にまつわるものが多い。そして、意外なCMが今日の企業の取るべき戦略の方向性を示していた。
「時代じゃない?」と、消費者の要請に応え、キムタクが演じるキシリッシュは、「同じ価格」で味が長持ちするという「価値」を高めた。
同様にホンダのインサイトと、ファーストリテイリングのジーユーも今日の時代の要請を的確に捉えた展開と思われる。しかし、インサイトには5月にトヨタが、新型プリウス投入と、現行型プリウスの値下げという二枚看板で追撃をスタートさせる。一方、ジーユーも現状は<依然として営業損益は赤字続き>という現実もある。
どこまで、時代の要請に応えられていたのか、今後の動向に注目が必要だ。
しかし、その両社の展開から学ぶところは大きいといえるのではないだろうか。
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2015.07.10
2015.07.24
有限会社金森マーケティング事務所 取締役
コンサルタントと講師業の二足のわらじを履く立場を活かし、「現場で起きていること」を見抜き、それをわかりやすい「フレームワーク」で読み解いていきます。このサイトでは、顧客者視点のマーケティングを軸足に、世の中の様々な事象を切り取りるコラムを執筆していきます。